

現在私はタイ現地法人であるロジャナ・ディストリビューション・センター会社のレムチャバン支店にて、タイに進出している日系企業への物流サービスの提案、営業や輸送手配業務、倉庫の運営管理を行っております。レムチャバン支店のスタッフは全員タイ人なので、お互い母国語ではない英語でコミュ二ケーションをとる必要があることに加え、思考や気質が日本人とは全く違うため、相手の理解を確認しつつ、相互の認識に不一致が生じないように気を付けています。
新しくタイに進出してくるメーカーも多く、工場の立ち上げ時から物流に携わることもよくあります。最初は生産がうまくいかず、その影響が物流面にもおよび苦労することがありますが、徐々に軌道に乗っていき、お客様からも感謝の言葉をいただけるのはうれしいですね。
タイに赴任してしばらく経ったころのことです。あるお客様の設備輸入案件で、輸入通関直前に輸入ライセンスが必要ということが判明し、予定通りに納入できないことがありました。それまでにも何度か扱っていた設備だったのですが、その時だけ輸入ライセンスが必要な計測機器がふくまれていたのです。(タイでは、メジャーや秤など計測機器は、輸入ライセンスを取得する必要があります。)急いで輸入ライセンス申請を手配するとともに、工場への搬入作業を再調整し、納入自体は1日遅れでなんとか完了しました。タイ独特の輸入制度への注意と、事前の準備確認の大切さを改めて認識した案件でした。
また、営業面ではお客様の日本人駐在員の方を定期的に訪問することで、問題点や今後の動向など、情報交換するようにしています。加えて、実際に実務を担当しているのはお客様も当社もタイ人スタッフ同士になりますので、両社のタイ人スタッフ同士の関係もとても大切です。しっかり意思疎通しながら問題があった場合にはすぐに対応できるよう、時にはタイ人営業スタッフも巻き込んで、チームでお客様と関係が築けるように心がけています。
2005年
4月
2005年4月
輸入貨物の通関と配送の手配、顧客窓口が主な業務でした。
当初は初めて耳にする専門用語のオンパレードで、日々メモをとって覚えるのに必死だったことを思い出します。
2010年
7月
2010年7月
赴任後すぐに海上輸送貨物の陸揚げ作業立会いでバンコク港へ。
日本では港と言えば海ですが、バンコク港は川に港がある河川港です。
港湾や作業の風景など初めて見る光景の連続で、異国の地に来たのだということをあらためて感じました。
2011年
10月
2011年10月
常駐する日本人駐在員が私1名ということで、タイ人スタッフとのコミュニケーションを密にとるように心がけ、タイ人の人柄、国民性をより深く理解することができたと思います。
家族と一緒に赴任してきましたので、週末は子供の遊び相手をすることが多いです。平日はなかなか遊んであげられないので、公園に連れて行ったり、近くの海に連れて行ったりと外に連れ出しています。
また、今年からタイソングの練習を始めました(笑)。タイ人もカラオケが大好きで、年末に開く会社のパーティーでは大いに盛り上がります。その輪に加わりたいと思い、駐在生活5年目にして一念発起しました。タイ語の歌詞を覚えるのに苦労しましたが、まず1曲は歌えるようになったので、今後はレパートリーを増やしていきたいと思っています。
周りの人とどんどんコミュニケーションできる人と一緒に仕事がしたいですね。
仕事は自分一人ではできません。特に当社が扱う物流はモノが円滑に流れていくよう、お客様、関係部署、協力会社などいろいろな方と協力しながら取り組んでいく仕事です。周りの人と積極的に関わって、意思疎通していける、そんな人が向いていると思います。