




2013年
入社
2013年入社
消費財メーカーの国内物流業務を担当。
2016年
10月
2016年10月
海外トレイニー制度により、非居住者在庫の倉庫業務等を担当。
2017年
10月
2017年10月
場所を変えて海外トレイニー制度を継続し、同業務を引き続き担当。
2018年
10月
2018年10月
輸入貨物の揚げ港到着後の通関から指定場所への納入までの輸送手配を担当。
2022年
4月
2022年4月
部署拡大により新設された課で、従来業務を継続して担当。
1~3年目
入社後、最初に配属になったのは東京支店の大井営業所です。倉庫に到着する貨物の入出庫・保管・配送センター業務を行っており、基本的には毎日決まったタイミングで流れてくる出庫依頼に対する作業員への指示出し、貨物の引き取り対応のために顧客担当者や運送会社、作業会社との調整を行っていました。ベテラン社員の方も多く、OJTで知識や経験を積みながら、倉庫業務の基礎を覚えていきましたね。
倉庫業務はお客様と運送業者の間に入って動く仕事なので、最初の頃は不測の事態が起こった際の調整に苦労しました。お客様都合で出荷のスケジュールが変更になる場合もありますし、時期や交通事情等の影響で通常の輸送スケジュールが組めなくなる場合もあります。あるお客様の貨物で、定期的に入庫して倉庫で保管し、ラベリングしてから出荷するという案件があったのですが、繁忙期で納期内に遠隔地向けのトラックを手配することが困難になり、急いで輸送方法を切り替えて航空輸送や鉄道コンテナを手配し直しました。作業員に総出で対応してもらい、何とか納入日に間に合わせられ、お客様にも喜んでいただけましたね。協力いただく社内外の人たちとしっかりと関係性を築くことが、業務を進める上で大切だと学べたと思います。
4~5年目
住友倉庫では入社3~5年の総合職を対象に、海外の現地法人にて業務や生活を経験する海外トレイニー制度があります。4年目に入った秋頃、私もこの制度を利用して香港、そして1年後には深圳の現地法人へ海外研修に向かいました。
私が担当したのは、主に非居住者在庫の倉庫業務です。「非居住者在庫」とは、現地以外の企業(非居住者=現地視点での海外企業)が現地法人を介さずに直接自社の名義で所有する在庫で、そのエリアでの貨物の搬入出に関税が発生しないフリートレードゾーンにある住友倉庫現地法人の倉庫内に貨物を保管し、入出庫を管理します。私はゴルフクラブ等のゴルフ用品を扱っており、中国や台湾から到着するそれらを、日本を介さずオーストラリアなどの第3国へ輸出していました。その他、現地での物流事情の調査や、華南地域を経由する輸出入貨物の船積や保管案件の料金の見積り、提案、コンテナヤード内や納入先での作業立会をすることもありました。
当然ながら、現地での業務はローカルスタッフと協力しながら行わなければなりません。貨物の管理方法で改善の余地があったので、作業がしやすい棚づくりや配置変更などを率先して行いました。倉庫は本社から離れた郊外にあり、日本語を話す人が誰もいない環境で心細くなる時もありましたが、自分自身で判断し交渉する力が身に付きました。ローカルスタッフとランチに行ったり仕事終わりに飲みに行ったり、といった交流も楽しかったですね。
6年目~現在
帰国後は横浜支店の輸出入営業第二課に配属になりました。今までの倉庫業務とは違って輸入荷捌業務は、海外からの輸入貨物の申告手続きや納入先までの輸送手配が主な業務となります。輸入品は船でくる場合もありますし、航空貨物もあります。種類も幅広く、食品衛生法や植物防疫法等の許可承認が必要な貨物の届出や検査申請、税関への品目分類や評価加算の照会など、慣れない業務を覚えるのに必死でした。
そんな中でも、あるお客様とのやり取りは印象に残っています。これまで日本の商社経由の国内取引で食品原料を調達していた製造業のお客様から急遽、自社が輸入者となって海外から新規貨物を輸入したい、との依頼を受けました。必要な書類や商品情報を調査し、検疫所や税関への相談・照会手続きを行い、無事輸入許可を経て指定場所へ納入できました。その後も継続して輸入貨物を対応させていただくうちに、これまで他社で保管されていた国内貨物の倉庫保管業務についても請け負わせていただくことに。お客様に寄り添ったサポートやアドバイスの継続が、信頼や業務拡大につながったと実感できた案件でした。